○非核・平和都市宣言

昭和63年8月15日

世界の恒久平和と安全、人類の幸福は、諸国民共通の願いである。

いま、米ソ両国間で中距離核戦力全廃条約が発効し新局面を迎えた。しかし、その量はわずかであり、地上はおろか海洋から宇宙までもが核戦略の場となっている現実も見逃すことはできない。

私たちは、世界最初の被爆国民として、核兵器の恐ろしさ、被爆者の苦しみを、声を大にして全世界の人々に訴え、再び「広島」・「長崎」のあの惨禍を繰り返させてはならない。

私たちは、非核三原則(造らず、持たず、持ち込ませず)が完全に守られることを願い、すべての核保有国に対し、核兵器の廃絶と軍縮を求め、いかなる国の、いかなる核兵器も、わが領土内に配備・貯蔵することはもとより、配備訓練、空中輸送、核部隊の通過も許さない。

私たちは、核攻撃の目標となるおそれのある施設の撤去に努め、いかなる理由があろうとも、新たに設けることを認めず、疑わしき施設の実態把握と公表に努めることを表明し、ここに非核・平和都市を宣言する。

昭和63年8月15日

下妻市

非核・平和都市宣言

昭和63年8月15日 種別なし

(昭和63年8月15日施行)

体系情報
第1類 規/第1章
沿革情報
昭和63年8月15日 種別なし