マイコプラズマ肺炎は肺炎マイコプラズマという細菌に感染することによっておきる呼吸器感染症です。子どもや若い人の肺炎の原因として比較的多いものの一つです。マイコプラズマ肺炎は1年を通してみられ、秋冬に増加する傾向があります。
<症状> 2~3週間の潜伏期間の後、以下の症状が現れます。
・発熱
・全身倦怠感(だるさ)
・咳(乾いた咳)
咳は熱が下がっても3~4週間続くのが特徴です。多くの人は感染しても気管支炎ですみ、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となり重症化することもあります。また中耳炎、心筋炎、髄膜炎、脳炎などの合併症がみられることもあります。
<感染経路>
・感染した人の咳やしぶきを吸い込む(飛沫感染)
・病原体が付着した手で口や鼻に触れる(接触感染)
<予防方法>
・指手は石けんと流水でよく洗う
・周囲に広げないよう咳やくしゃみをするときは口や鼻をおおう、咳があるときはマスクをする