茨城県では、がん患者に向けた各種助成を行っています。
1.ウィッグ・乳房補整具の購入費補助制度
がん治療を受けている方の就労等の社会参加を応援するため、ウィッグ(かつら)・乳房補整具の購入やレンタル費用を補助します。
補助の対象となる方
次の項目に全て該当する方
1.申請日時点において茨城県内に住所を有する方
2.次のいずれかに該当する方
(1)がんの治療(化学療法、放射線療法等)を受けた方又は現に受けている方で、「補助の対象となる経費」の1に掲げる補整具を必要とする方
(2)乳がん治療(手術療法)を申請日から過去1年以内に受けた方で、「補助の対象となる経費」の2に掲げる補整具を必要とする方
3.過去に、今回申請しようとする補整具と同じ区分に属する補整具により本補助金による助成を受けていない方
補助の対象となる経費
申請日時点から過去1年以内に購入又はレンタルした以下の経費が対象です。
1.ウィッグ(全頭用かつら)
・装着に必要な装着用ネット、レンタルウィッグも対象
・附属品、ケア用品、部分的なかつら、毛髪の付いた帽子などは対象外
2.乳房補整具(乳がん術後用の補整下着・術後胸帯・人工乳房・パット)
2.若年者向け福祉用具の購入・レンタル費用の補助制度
若年のがん患者の方が、住み慣れた生活の場で、安心して自分らしく日常生活が送れるよう、福祉用具の購入やレンタル費用を補助します。
補助の対象となる方
次の項目に全て該当する方
1.福祉用具の購入又はレンタルを受けた時点において茨城県内に住所を有する20歳以上39歳以下の方
(18~19歳で、小児慢性特定疾病医療費の支給を受けていない方も含む。)
2.がんの治療を受けた方又は現に受けている方で、補助の対象となる経費に掲げる福祉用具を必要とし、購入又はレンタルをした方
3.過去に、本補助金による助成を受けていない方
補助の対象となる経費
申請時点から過去1年以内に購入又はレンタルした以下の経費
車いす、手すり、スローブ、歩行器等
3.温存後生殖補助医療助成事業
温存後生殖補助医療とは、
がん等の治療で妊孕性が低下する前に保存を行った胚(受精卵)、未受精卵子、卵巣組織、精子を使用して妊娠を目指す治療です。
補助の対象となる方
次の項目全てに該当する方
(1)申請時に、夫婦のいずれかが茨城県内に住所を有している方
(2)原則として、夫婦のいずれかが妊孕性温存療法の要件を満たし、指定医療機関で実施された妊孕性温存療法を受けた後に、温存後生殖補助医療を受けた方(事実婚の関係にある方も対象)
(3)治療機関の初日における妻の年齢が43歳未満の夫婦
(4)温存後生殖補助医療指定機関の生殖医療を専門とする医師及び原疾患担当医師により、温存後生殖補助医療に伴う影響について評価を行い、生命予後に与える影響が許容されると認められる方
(5)厚生労働省の実施する小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法に関する研究に参加できる方
(6)本事業の助成対象となる費用について、他制度の助成を受けていない方
補助回数
温存後生殖補助医療を受けた初日における妻の年齢が
40歳未満:通算6回まで
40歳以上43歳未満:通算3回まで
(出生に至った場合は助成回数がリセットになります)
申請窓口(お問い合わせ先)
公益財団法人 茨城県看護協会「いばらき みんなのがん相談室」
電話029-222-1219
受付時間 月曜日から金曜日午前9時~午後4時(※土日祝日、8月13日から15日、12月29日から1月3日を除く)
住所:〒310-0034茨城県水戸市緑町3‐5‐35(茨城県保健衛生会館内)
詳しくは以下のサイトをご参照ください