市長メッセージ 令和2年1月7日
市長メッセージ 令和2年1月7日
あけましておめでとうございます。
皆様には、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。
今年は、下妻市と旧千代川村の合併から15年目に当たります。
合併以後の新・下妻市は、市民の皆様のご理解と関係各位のご尽力により、
着実にまちづくりを進めてきたところであり、
来年度には、長年の懸案であった都市計画道路南原平川戸線も完成の運びとなりました。
また、合併時からの課題である新市庁舎の建設については、
現庁舎南東の位置で建て替えを決定し、現在、基本計画を策定中であります。
今後、令和5年5月の開庁を目指し、実施設計、建設工事と作業を進め、
市役所に隣接する市民文化会館や下妻公民館についても、そのあり方を検討してまいります。
私の市長就任後に閉鎖を決定した砂沼サンビーチについては、
現在、施設の撤去に向けた関係機関との協議を行っています。
茨城県開発公社からは、本年8月着工、来年9月完了という事業スケジュールが示されています。
さらに、今年度、指定管理者が第三セクターから民間企業に変わり、
指定管理料を大幅に削減したビアスパークしもつまについては、
民営化により、経営の再建を図っています。
新年度に入ると、私の市長の任期も折り返しの時期を迎えます。
今後の市政運営においては、これまでの施策を一層進めるとともに、
「環境」を一つのキーワードとして、
SDGs(エスディージーズ)の理念に基づく持続可能なまちづくりを推進していきたいと考えています。
※SDGs(エスディージーズ)とは
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
まず、自然環境の面では、
下妻市の恵まれた自然を地域資源としてとらえ、その維持保全や活用を検討してまいります。
次に、子育て・教育環境の面では、
引き続き保育所等の待機児童の解消を重点施策に位置付けるとともに、
小学生の英語キャンプや大人のための英会話教室、
小・中学生を対象とする英語検定料の補助を継続し、
英語教育をまちづくりに取り入れてまいります。
さらに、住環境の面では、
地域公共交通の利便性を高めるため「シモンちゃんバス」の路線の見直しを行い、
福祉タクシー制度の拡充を検討いたします。
なお、施策の実施に当たっては、財源の確保が重要であります。
厳しい財政状況にあって、下妻市の新年度予算の編成も困難を極めていますが、
不足する財源を補う方策として、これまで以上に「ふるさと納税」の制度を活用していく考えでいます。
先ごろ本市においても、子どもの弱視対策のため、初めてクラウドファンディングを実施し、
3歳児検診に検査機器を導入することができました。
この成功事例を糧とし、今後も知恵と工夫により、政策を実現していく考えでおりますので、
ご支援・ご協力をお願いいたします。
結びに、本年が皆様にとりまして、健康で幸多き年となりますことを心からお祈り申し上げます。