○建設工事成績評定要領
平成9年6月25日
告示第41号
(目的)
第1条 この要領は、下妻市が発注する建設工事に係る工事成績表の評定(以下「評定」という。)について必要な事項を定め、厳正な評定を図りもって請負業者の適正な選定及び指導育成に資することを目的とする。
(評価の対象)
第2条 評定は、1件の金額が130万円以上の請負工事について行うものとする。
(評定者)
第3条 評定を行う者(以下「評定者」という。)は、監督員及び検査員とする。
(評定の方法)
第4条 評定は監督又は検査により確認した事項に基づき評定者ごとに独立して公正的確に行うものとする。ただし、一つの工事の評定者となるものが二人以上ある場合は協議して評定するものとする。
2 工事の検査基準は、別表によるものとする。
(評定)
第5条 評定は建設工事成績表(別記様式)の採点区分により行うものとする。
(1) 検査員、監督員の採点持分は各々50点とする。
(2) 監督員は担当課長と協議の上評定するものとする。
(3) 総評点50点未満の工事又は「出来形」「品質」「出来映え、機能」の内いずれか一つeがある場合は不合格とする。
(4) 不合格工事については、直ちに補修等を行い再検査を受けなければならない。再検査の結果手直し部分の評点はdとする。
(建設工事成績表の提出)
第6条 評定者は評定を行ったときは遅滞なく建設工事成績表を検査担当課長に提出するものとする。
付則
この告示は、平成9年7月1日から施行する。
付則(令和6年告示第69号)
この告示は、令和6年4月1日から施行する。
別表
建設工事検査採点基準
〔1〕 採点基準(土木工事)
考査項目 | 細別 | 審査要素 | 採点の着眼点 |
A 施工体制 | ① 現場組織及び請負人の施工能力 | 主任技術者の適正 | 発注した工事に対しての施工能力 |
作業員の配置状況 | 1 工事規模、工事量に応じて適材適所に配置されていたか 2 計画的な人員配置をしたか | ||
機械の性能及び適正配置 | 1 工事規模、工事量に応じ機械及び数量を選定し適正配置をしたか 2 機械の性能、稼働状況 | ||
② 現場代理人の技術力・統率力 | 現場代理人の管理能力 | 1 現場管理に関する諸計画と工事全体を把握していたか 2 作業員に対する統率力 3 設計図書に対する理解度 | |
B 現場管理 | ① 工程管理 | 工期内の完成時期 | a 工期の10%以上短縮 b 工期の10%未満短縮 c 工期内完成 d 工期の10%未満延滞 e 工期の10%以上延滞 |
計画に対する実施状況 | 1 計画行程表に対し工事の進捗状況を把握し工程の是正等を行い、工期内完成を目標に努力したか 2 着工時期はどうか 3 週休2日(4週8休以上)の確保を行っているか | ||
② 現場周辺対策及び地元渉外対策 | 関係機関及び地元対策 | 地元及び第三者等に対する配慮 | |
③ 現場内管理及び施工管理 | 現場内の整理整頓の状況 | 1 常に資・機材は整然と整理されていたか 2 工事用借地の使用状況 | |
④ 安全管理及び安全対策等 | 交通処理 | 1 交通安全標識等の整備状況及び交通整理員の配置 2 迂回路等の整備状況 3 工事中の夜間、休日に対する交通管理 | |
保安対策 | 1 保安施設の設置・点検状況 2 危険物の保管取扱いの良否 3 作業員の安全教育 4 機械の保管状況 5 安全管理の組織表の作成 | ||
⑤ 関係法令等の遵守 | 工事関係記録の整理状況 | 1 各種関係法令に定められた書類の整備 2 工事の施工に当たり必要な書類の整備 | |
C 出来形及び品質 | ① 出来形及び出来形管理 | 規格値に対する精度 | 設計図書と照合して正しい仕上がりであったか |
② 品質及び品質管理 | 品質・強度 | 1 使用材料の形状、寸法、品質、強度は適当か 2 素材を加工混合した場合の品質は均等良質で配合、強度等は規格に合致しているか 3 試験結果のばらつきの程度はどうか | |
③ 関係資料の作成整理 | 関係資料の整備状況 | 1 行程表に従い、順序よく着手しより完成に向かい整理されていたか 2 完成時確認困難な部分は資料により確認できたか 3 出来形、品質、強度等を明示した写真・資料等の整備状況 | |
D 出来栄え | ① 出来栄え・機能難易度 | 外観及び機能の状況 | 1 外観、仕上がり面、通り、すり付け 2 全般的に見た感覚 3 築造物の持っている機能・発揮 |
〔1〕―1 採点区分
採点区分 | a | b | c | d | e |
審査要素 | 極めて良好である | 良好である | 普通である | やや劣る | 劣る |
備考
1 この成績表は直営工事については必要としない。
※測量、調査、設計委託については必要ない。
2 この成績表は令和6年4月1日完成の工事から実施する。
〔2〕 採点基準(建築工事)
考査項目 | 細別 | 審査要素 | 採点の着眼点 |
c 出来形及び品質 | ① 出来形及び出来形管理 | 設計図書に対する精度 | 構造躯体及び造作等の精度・数量 |
② 品質及び品質管理 | 品質・強度 | 使用材料の形状・寸法・品質・強度 | |
③ 関係資料の作成整理 | 関係資料の整備状況 | 1 各種試験成績表JIS規格、保証書等の提出書類整備状況 2 工事写真、完成写真の整理状況 | |
D 出来栄え | ① 出来栄え・機能難易度 | 外観及び機能の状況 | 1 外観の良否 2 仕上がり面の出来栄え 3 各部分の通り及び納まり 4 各所の取付・機能 |
〔3〕 採点基準(電気設備工事)
考査項目 | 細別 | 審査要素 | 採点の着眼点 |
C 出来形及び品質 | ① 出来形及び出来形管理 | 設計図書に対する精度 | 各材料及び機器等の数量・精度 |
② 品質及び品質管理 | 品質・強度 | 配管・配線・機器等の品質・強度 | |
③ 関係資料の作成整理 | 関係資料の整備状況 | 1 各種試験成績表JIS規格、保証書等の提出書類整備状況 2 工事写真、完成写真の整理状況 | |
D 出来栄え | ① 出来栄え・機能難易度 | 外観及び機能の状況 | 1 配線の色別・接続・端末処理具合 2 配管・配線・機器等と他工事との取り合い 3 点検・操作等維持管理上の欠陥の有無 |
〔4〕 採点基準(機械設備工事)
考査項目 | 細別 | 審査要素 | 採点の着眼点 |
C 出来形及び品質 | ① 出来形及び出来形管理 | 設計図書に対する精度 | 各材料及び機器等の数量・精度 |
② 品質及び品質管理 | 品質・強度 | 配管・凡道・機械・器具・保温・塗装等の品質・強度 | |
③ 関係資料の作成整理 | 関係資料の整備状況 | 1 各種試験成績表JIS規格、保証書等の提出書類整備状況 2 工事写真、完成写真の整理状況 | |
D 出来栄え | ① 出来栄え・機能難易度 | 外観及び機能の状況 | 1 配管に対する伸縮・勾配・納まり 2 配管・凡道・機械器具等の配置、他工事との取り合い 3 配管・凡道等の点検、操作等維持管理上の欠陥の有無 4 凡道のはぜ継ぎ・フランジ継ぎ・納まり |
〔5〕 採点基準(建築工事・電気設備工事・機械設備工事、共通)
考査項目 | 細別 | 審査要素 | 採点の着眼点 |
A 施工体制 | ① 現場組織及び請負人の施工能力 | 主任技術者の適正 | 発注した工事に対しての施工能力 |
作業員の配置状況 | 1 工事規模、工事量に応じて適材適所に配置されていたか 2 計画的な人員配置をしたか | ||
② 現場代理人の技術力・統率力 | 現場代理人の管理能力 | 1 現場管理に関する諸計画と工事全体を把握していたか 2 作業員に対する統率力 3 設計図書に対する理解度 |
(建築工事・電気設備工事・機械設備工事、共通)
考査項目 | 細別 | 審査要素 | 採点の着眼点 |
B 現場管理 | ① 工程管理 | 工期内の完成時期 | a 工期の10%以上短縮 b 工期の10%未満短縮 c 工期内完成 d 工期の10%未満延滞 e 工期の10%以上延滞 |
計画に対する実施状況 | 1 計画行程表に対し工事の進捗状況を把握し工程の是正等を行い、工期内完成を目標に努力したか 2 着工時期はどうか 3 週休2日(4週8休以上)の確保を行っているか | ||
② 現場周辺対策及び地元渉外対策 | 関係機関及び地元対策 | 地元及び第三者等に対する配慮 | |
③ 現場内管理及び施工管理 | 現場内の整理整頓の状況 | 1 常に資・機材は整然と整理されていたか 2 工事用借地の使用状況 | |
④ 安全管理及び安全対策等 | 交通処理 | 交通安全標識等の整備状況 | |
保安対策 | 1 保安施設の設置・点検状況 2 危険物の保管取扱いの良否 3 作業員の安全教育 4 安全管理の組織表の作成 | ||
⑤ 関係法令等の遵守 | 工事関係記録の整理状況 | 1 各種関係法令に定められた書類の整備 2 工事の施工に当たり必要な書類の整備 |
採点区分
採点区分 | a | b | c | d | e |
審査要素 | 極めて良好である | 良好である | 普通である | やや劣る | 劣る |