地域の65歳以上の方々が、介護が必要とならないように予防するとともに、介護が必要となっても可能な限り住み慣れた地域で自立した日常生活を営むことができるよう支援するために、市が行う地域支援事業の一つとして、介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)を平成29年4月から開始しています。
総合事業とは
介護予防・日常生活支援総合事業は、地域全体で高齢者を支え、高齢者の方も自らの持つ能力をできる限り活かして、要介護状態になることを予防するための事業です。
総合事業の内容
総合事業は、次の「介護予防・生活支援サービス事業」と「一般介護予防事業」から構成されます。
介護予防・日常生活支援サービス事業
要介護認定で要支援1、2の判定を受けた方、事業対象者と認められた方は以下のサービスを受けられます。
利用開始にあたっては地域包括支援センター等にご相談いただき、サービス利用のための計画を作成する必要があります。心身の状態を確認したうえで、その方にあったサービスや支援を受けることができます。なお、地域包括支援センターへのご相談及び計画作成に費用はかかりません。
対象者
▪要支援1・要支援2の認定を受けている方
▪基本チェックリスト(※)により対象者と判定された方
※身体・生活に関する25個の質問のことで、決められた基準に該当した場合、事業対象者となります。
※基本チェックリストは、原則ご本人に市役所介護保険課の窓口で受けていただきます。
(やむを得ない場合は、本人の様子をよく知っている方が代理で受けることもできます)
訪問型サービス
自分ではできない日常生活上の行為がある場合に、ホームヘルパー等が訪問し、調理や洗濯等の日常生活上の生活援助や身体介護が受けられます。
◆基本サービス利用の目安<ひと月あたり> (令和6年4月1日現在)
利用者の要介護度 | 利用回数 | 利用者負担(1割) | 利用者負担(2割) | 利用者負担(3割) |
事業対象者 要支援1・2 |
週1回程度 | 1,200円 | 2,401円 | 3,602円 |
週2回程度 | 2,398円 | 4,796円 | 7,194円 | |
事業対象者、要支援2 | 週3回程度 | 3,805円 | 7,610円 | 11,415円 |
シルバーお助け隊事業
日常生活を送る上で支援が必要な方の、家事を支援します。
◆利用の目安 (令和6年4月1日現在)
利用者の要介護度 | サービス内容 | 利用回数 | 利用者負担 |
事業対象者 要支援1・2 |
ゴミ出し | 週2回まで | 100円(1回) |
居室内・トイレ等の清掃、洗濯物干し、日用品の買い物 | 週1回まで | 100円(30分) |
※サービスの利用は1回につき1時間、週2回を限度とします。
通所型サービス
デイサービスセンター等で、入浴や排せつ、食事などの日常生活上の支援を日帰りで受けることができます。運動機能の向上、栄養改善、口腔機能の向上といった選択的なサービスも受けることができます。
◆基本サービス利用の目安<ひと月当たり> (令和6年4月1日現在)
利用者の要介護度 | 利用回数 | 利用者負担(1割) | 利用者負担(2割) | 利用者負担(3割) |
事業対象者、要支援1 | 週1回程度 | 1,823円 | 3,646円 | 5,469円 |
事業対象者、要支援2 | 週2回程度 | 3,671円 | 7,343円 | 11,015円 |
一般介護予防事業
高齢者のみなさんが元気でいきいきと生活し、要介護状態とならないようにするための介護予防教室(にこにこ体操教室、シルバーリハビリ体操教室、認知症予防教室)などを実施しています。
対象者
▪65歳以上のすべての方、およびその支援のための活動に関わる方