水稲の収穫時期となりました。イネ縞葉枯病及びイネカメムシ対策のため、ひこばえ(再生稲)を放置することなく、収穫後は速やかに耕起し、刈り株をすき込みましょう。
(1) イネ縞葉枯病対策
イネ縞葉枯病ウイルスを保毒したヒメトビウンカが翌年の感染源となります。ひこばえは、ヒメトビウンカの生息・越冬場所になる他、本病に感染したひこばえは、ヒメトビウンカの保毒虫率上昇の原因となります。
(2) イネカメムシ対策
ひこばえが出穂すると、イネカメムシが好んで吸汁します。収穫後も栄養を蓄えることで、越冬後の生存率が高まるおそれがあります。