下妻市では、市内の小中学生を対象に、キャリア教育推進事業『しもつま未来学』を実施しています。地域資源を生かした体験や探究活動を通して、ふるさと下妻への理解と愛着を深めながら、将来につながる「生きる力」を育む取り組みです。

事業の目的
- 学校、地域、行政が積極的な連携を図り、地域の教育資源をより効果的に活用することをとおして、児童生徒が学ぶことや働くこと、生きることの尊さを実感し、将来の社会的・職業的自立につながる資質・能力・態度を育む。
- 地域の教育資源をとおして地域の人々や社会と関わることで、自らも地域社会の一員であるという自覚を高め、いつまでも心の中に「大切なふるさと」として下妻市を誇りに思い続け、将来への夢を抱きながら地域を考え、地域の未来をつくる人材を育成する。
事業の概要
『しもつま未来学』では、4つのプロジェクトをとおして地域の人々や社会との適切な関係を構築する力や実践する力を育てることによって「生きる力」を醸成し、主体的に下妻市の未来をつくる人材を育成する。
Project1.地域の産業を学ぶ教育の実施:本市の歴史や地理的特性を認識しつつ、地域の産業が大切な市の資産であって、失ってはならない資源であることを学ぶ。
Project2.下妻で働く人インタビュー事業:「下妻市で起業している人」や「新しい働き方をしている人」など様々な仕事をしている人から生徒が話を聞く機会をつくり、多様な仕事のあり方への理解を促す。また、キャリアを形成していく方法等について、専門的な知識や情報を持っている外部講師から直接学び、生徒がより主体的に人生の選択をしていけるよう、自己と向き合う機会をつくる。
Project3.職場体験学習事業:市立中学校において実施している職場体験学習の取組を継続し、農業体験や加工・生産体験、販売体験などの体験を通じて生徒が地域の産業を理解する。地場産業が受入先となることにより、地域への愛着と、地場産業や地域工芸等に対する理解促進を図る。
Project4.地域づくりチャレンジ事業:児童生徒が市の祭りやイベントに参加し実践的・体験的な活動をとおして、人生の多様な選択肢の一つとして企業を知り、アントレプレナーシップを培う機会をつくる。また、地域の多様な人々や社会との関わりから、自分も地域社会の一員であるという自覚や、これからのちいきの発展を実現しようとする意識の高揚を図る。
事業の実施方法
- 地域の教育資源を活用する。
- 教育委員会が、学校、地域、行政をつなぐキャリア教育のコーディネーターとなる。
取り組みの一例
- 東部中学校では、『しもつま未来学』で得た気づきをもとに、総合的な学習の時間において取り組んできた、持続可能な下妻市の未来を実現するため、中学生ならではの施策を市長へプレゼンテーションを行いました。「自分たちがどう関わるか」「予算はどうするか(クラウドファンディングなど)」まで少し踏み込んだプレゼンもあり、市長や傍聴した職員からは「未来を担う若者の柔軟な発想に期待したい」といった声が上がっていました。

市長プレゼンの前には、中学生が考えた施策内容を担当する課の職員6人が中学校を訪問し、助言を行い、ブラッシュアップした形で市長にプレゼンを行いました。

【しもつまの未来を話そう2025(2025広報しもつま12月号掲載)】
市民のみなさまへ
『しもつま未来学』は、「子どもたちが、将来どこで暮らしても、自分らしく生きられる『キャリア(生き方・働き方)』を自分で選び取れるようにすること」と同時に、「いつかまた、『ふるさと下妻』とつながり続けてくれる土台をつくること」をコンセプトにしています。今後も、子どもたちの成長と、下妻市の未来のために、『しもつま未来学』によるキャリア教育を進めてまいります。