地方再生コンパクトシティモデル事業
国土交通省と内閣府(地方創生推進事務局)が連携し、都市のコンパクト化と地域の稼ぐ力の向上に、ハード・ソフト両面から総合的に取り組む地方再生のモデル都市(地方再生コンパクトシティ)として、32都市を選定し、茨城県内で唯一下妻市が選定されました。各種支援メニューにより、モデル都市の取組を集中的に支援し、目に見える形での都市の再生を目指します。下妻市は「ストック効果の促進及びスポーツ環境デザインとプレイスメイキングによるにぎわいのまちづくり」をテーマとし、スポーツを手段とした持続可能な街づくりに取り組みます。
プレイスメイキングと下妻市
~人の居場所の場づくり - プレイスメイキング~
「環境デザイン」において「プレイスメイキング」”Placemaking”は重要な概念の1つである。「プレイスメイキング」とは、一人一人が居心地の良い居場所づくり,その手法を意味する。この概念はアメリカ発であるが、現在では人中心の都市計画において効果的な概念の1つとして世界的に波及・実践されている。「環境デザイン」分野の役割とも重なる部分が多く、日本でも渡などによって全国に先駆けて下妻市で2009年頃から社会実験を始めており、その後2014年から国土交通省の呼びかけにより、全国的に普及しつつある。
下妻市では、この概念が、すでに「Waiwaiドームしもつま」や「さん歩の駅サン・SUNさぬま」に2017年から導入されており、まちづくり市民団体「しもつま3高」においては、筑波大学渡研究室の側面的な支援によって「プレイスメイキング」は活動理念にもなっており、2016年から主体的に試行と実装が行われてきている。
~筑波大学渡和由准教授記述~
モデル事業の進捗
令和2年度までの事業の進捗
◆地方再生コンパクトシティモデル事業の進捗について
令和2年度末時点の事業進捗をお知らせします。
https://www.city.shimotsuma.lg.jp/data/doc/1619419538_doc_344_0.pdf
◆下妻市公民連携まちづくり構想案(砂沼戦略)概要
地方再生コンパクトシティモデル事業では、既存ストックを活用した持続可能なまちづくりを実践しつつ、今後のまちづくりの方策の検討も行ってきました。令和2年度に開催した「下妻デザインミーティング」はじめ、3年間のプロセスで市民・有識者・事業者など多くの方のアドバイス・ご意見をいただいており、それらを取り入れた今後のまちづくりの指針として、地域資源である砂沼を中心としたまちづくりの構想案を策定いたしました。
https://www.city.shimotsuma.lg.jp/data/doc/1619419582_doc_344_0.pdf
◆官民連携まちなか再生推進事業
令和2年度にモデル事業の成果の一つとして策定された「下妻市公民連携まちづくり構想案(砂沼戦略)」をもとに今後のまちづくりを推進するにあたり、国土交通省の「官民連携まちなか再生推進事業」に当市の「砂沼戦略エリア」が採択されました。