食育ってどんなこと?~食育ピクトグラムでわかりやすく
毎月19日は「食育の日」です。また、6月は「食育月間」と定められています。食育は、子どもから大人までみんなにとって大切なもののひとつです。食を豊かにすることで、心にも身体にもよい影響をもたらします。
毎日朝食を食べる、いただきます、ごちそうさまのあいさつをする、家族でそろって食事をする、旬の野菜を使った料理を作る…といった日常の何気ない行動が食育です。
食育の取り組みを子どもから大人まで誰でもわかりやすく発信していただくため、農林水産省が表現を単純化した絵文字であるピクトグラムを作成しました。食育のとりくみの中から代表的なものについて、わかりやすく抽象化して表現しています。具体的な内容は次の12項目です。
1.みんなで楽しく食べよう
家族や仲間と、会話を楽しみながら食べる食事で、心も体も元気にしましょう。
2.朝ご飯を食べよう
朝食を食べて生活リズムを整え、健康的な生活習慣につなげましょう。
3.バランスよく食べよう
主食・主菜・副菜を組み合わせた食事で、バランスの良い食生活につなげましょう。また、減塩や野菜・果物摂取にも努めましょう。
4.太りすぎない、やせすぎない
適正体重の維持や減塩に努めて、生活習慣病を予防しましょう。
5.よくかんで食べよう
口腔機能が十分に発達し維持されることが重要ですので、よくかんでおいしく安全に食べましょう。
6.手を洗おう
食品の安全性等について基礎的な知識をもち、自ら判断し、行動する力を養いましょう。
7.災害に備えよう
いつ起こるかもしれない災害を意識し、非常時のための食料品を備蓄しておきましょう。
8.食べ残しをなくそう
SDGs*の目標である持続可能な社会を達成するため、環境に配慮した農林水産物・食品を購入したり、食品ロスの削減を進めたりしましょう。
*SDGs(平成27(2015)年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」における持続可能な開発目標)
9.産地を応援しよう
地域でとれた農林水産物や被災地食品等を消費することで、食を支える農林水産物や地域経済の活性化、環境負荷の低減につなげましょう。
10.食・農の体験をしよう
農林漁業を体験して、食や農林水産業への理解を深めましょう。
11.和食文化を伝えよう
地域の郷土料理や伝統料理等の食文化を大切にして、次の時代への継承を図りましょう。
12.食育を推進しよう
生涯にわたって心も身体も健康で、質の高い生活を送るために「食」について考え、食育の取り組みを 推進しましょう。
食育ビンゴで食育に親しもう!
「食育ピクトグラム」を皆さんに知って活用していただくためのゲーム「食育ビンゴ」をご紹介します。
5種類のビンゴカードを使って、食育の取り組み度がわかるゲームです。
出題された取り組みを実践していたら、ビンゴ用紙のピクトグラムに○を付けて、途中でビンゴになっても最後まで続けます。誰がたくさん○がつくでしょうか?みんなで楽しくチャレンジしてみましょう。
食育ビンゴ出題用紙(農林水産省HPより )
食育ビンゴ用紙(農水産省HPより)