家庭備蓄のススメ~いざという時に備えて
市民の皆様には、日ごろから新型感染症の発生時や地震などの大規模災害に備えて食品や衛生用品などの備蓄をお願いしています。急な自宅療養や自宅避難に備えて、各家庭で食料や日用品は2週間分を目安として備蓄しておくと安心です。また、自宅療養時は家族や知人などからの支援が受けられるかどうかや、オンラインストア・ネットスーパーなどの活用方法など事前に確認しておくこともおすすめです。
備えておきたい食料品や日用品の事例
水分補給ができるもの | ペットボトルや缶入りの飲料・水など |
体調がすぐれないときでも食べやすいもの | レトルトのおかゆ、パックごはん、そうめんなど |
調理が不要で簡単に食べられるもの | レトルト食品、缶詰、即席スープ、インスタントみそ汁、冷凍食品など |
高齢者・乳幼児・持病のある方のための食品 | ソフト食、ベビーフード、粉ミルク、アレルギー対応など症状に合わせた食品 |
日用品 | 体温計、アルコール消毒液、マスク、持病等で服薬中の薬や市販薬、氷まくらなどの冷却材、ゴミ袋、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、生理用品、洗剤、手洗い石鹸やハンドソープ、乳幼児や高齢者のいる世帯では、衛生用品など |
※服薬中のお薬がある場合は、自宅療養中にお薬が不足することがないよう、余裕をもって備えておきましょう。
食料備蓄には循環型の「ローリングストック法」がおすすめです
「日常食品」は、普段の食品を少し多めに買い足しておき、賞味期限を確認して古いものから使い、使った分を買い足すことで常に一定の食品が備蓄されている状態を保つ「ローリングストック法」をおすすめします。
非常時用の備蓄は炭水化物が多くなり、たんぱく質やビタミン類が不足するなど、栄養が偏りがちです。また、備えていた食品を食べてみたら好みの味でなく、非常時に食べられなかったという体験談もあります。栄養バランスや食の好みを考えて日々の食品を選ぶことは、非常時の備えとしても大切です。
感染症や災害はいつ起こるかわかりません。安心して暮らすためにも、食品の家庭備蓄を日常の一部としてふだんから無理なく楽しみながら取り入れていくことが大切です。この資料を活用して、いざという時でも自分や家族を守り、心のゆとりを持つことができるよう必要な備えを進めましょう。
家庭備蓄のススメ(リーフレット作成:筑西保健所管内栄養士業研) [PDF形式/2.35MB]