なぜ部活動の地域展開が必要なのか
スポーツ・文化芸術活動は、年齢や性別、障害の有無等に関わらず、活動を共にするあらゆる人が、その喜びを分かち合い、感動を共有することを可能とするものです。そして、子どもたちのスポーツ・文化芸術活動は、その身近な入口として学校部活動がこれまで大きな役割を担ってきました。
しかし、本市の中学校生徒数は減少を続けており、現状の部活動数では運営が難しく、生徒が選択できる部や、部員の減少から大会に参加できなかったり、廃部や募集停止、合同チームや拠点校活動にならざるを得ない部もあったりと、部活動を取り巻く環境はますます厳しいものとなることが予想されます。
スポーツ庁・文化庁は、令和5年度から令和7年度末までを「改革推進期間」と定め、地域の実情に応じ、まずは休日の部活動について、地域人材の協力を得て、地域のスポーツ・文化芸術活動として活動することにより、子どもたちが継続してスポーツ・文化芸術活動に触れられる環境を整備するよう、各都道府県及び市区町村に求めています。
そこで、本市では市教委がコーディネーターとなり、生徒がこれまでの部活動と同様にスポーツ・文化芸術活動に継続して親しむ機会の確保や、学校の働き方改革の推進による学校教育の質の向上などを目指し、部活動地域展開に取り組んでまいります。
現在までの地域展開の現状と今後について
下妻市では教育委員会がコーディネーターとなり、指導者や活動形態などを関係する方々のヒヤリング等を通じてまとめ、現在の部活動のフォローアップ的活動から、徐々に地域展開へと移行を進めていきます。
ご自身の経験を地域の中学生の活動のためにお力添えいただける方は茨城県人材バンクへの登録をお願いいたします。
下妻市地域クラブ活動ガイドライン
令和7年5月に「国の方向性~地域スポーツ・文化芸術創造と部活動改革に関する実行会議より~」が示され、スポーツ庁、文化庁から「部活動を学校単位から地域単位の取組とする」という方向性とその具体的な期間が提示されました。このような状況に鑑み、下妻市では、茨城県から示された「茨城県地域クラブ活動ガイドライン」を受け、「下妻市地域クラブ活動ガイドライン」を作成しました。下妻市の地域クラブ活動はこのガイドラインの元、運営を行っていきます。