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市長所信表明(平成30年第1回下妻市議会臨時会)

市長所信表明

平成30年第1回臨時会の開会に当たり、市長就任のごあいさつと私の市政運営に関する所信の一端を申し上げ、議員並びに市民の皆様にご理解とご協力をお願いしたいと存じます。

去る3月25日に行われました下妻市長選挙におきまして、多くの市民の皆様のご支援を賜り、第19代下妻市長として今後4年間、市政運営の重責を担わせていただくこととなりました。想像を超える重圧と緊張の日々ではありますが、ご支援を賜りました多くの方々の熱い期待に応えるため、また、すべての下妻市民に対する責務を果たすため、これまでの議員としての経験を生かし、下妻市の発展と市民福祉の向上に全力を傾注していく所存であります。

さて、私が地方政治に携わった端緒は、今から14年余り前、旧千代川村議会議員に初当選した時にさかのぼります。以来、私は、二宮尊徳先生の「積小為大」という言葉を自身の政治信条としてまいりました。積小為大とは、「小さな努力の積み重ねが、やがて大きな成果を生む。小事を怠って大事をなすことはできない。」という意味でありますが、まさにこの言葉のとおり、下妻市が今やらなければならないことをコツコツと、ただし、時代に沿ったスピード感を持って確実に実行していく考えであります。

今日我が国は、少子高齢化の著しい進展により、かつて経験したことのない人口減少社会を迎えております。このことは、とりわけ地方に深刻な状況をもたらし、疲弊した地方経済や関係が希薄化している地域コミュニティの現状と相まって、消滅可能性都市として存続が危ぶまれる基礎的自治体さえあります。

このような中、下妻市においても、魅力ある地域づくりを行って人口減少に歯止めをかけることが求められており、また、行政経営という観点からは、市民ニーズを的確にとらえた行政サービスを、いかに効率的に提供するかが問われております。これまで当たり前のように行われてきた事務事業であっても、市民の立場に立って見直すべきものは見直すことが必要であります。また、物事を先送りすることなく、将来に向けて大きな決断をするうえでは、高度化・複雑化した問題に正面から対峙し、時に大きな反発があることも覚悟しております。しかし、目の前の小さな課題と真摯に向き合い、これを一つ一つ解決していくことが、やがて大きな問題を乗り越えることにつながり、取り組む前には不可能と思えたことも必ず達成する日が来るものと固く信じております。

この信念を現実のものとするため、私が行う基本的な政策は、次の5つであります。

第1に、市民が主役のまちづくりであります。市民と市長が直接、気軽に話し合える場を創設し、多くの市民の声を、できるだけ市政に反映させてまいります。また、多くの市民がまちづくりに参加できるよう情報の公開に努め、市政の「見える化」を図ります。

第2に、元気な下妻づくりであります。砂沼やその周辺施設をはじめ、地域資源の有効的な活用と魅力の再発見・掘り起こしに努め、観光・交流人口の増加や市街地の活性化を図ります。また、農産物などのブランド化を推進し、地域産業の発展を目指します。

第3に、子育て・教育環境の向上と高齢者・障がい者にやさしい地域づくりであります。いわゆる小児マル福の受給対象を18歳の入院・外来まで拡大するほか、保育所待機児童の解消や学力の向上・教育施設の充実を図り、就学前教育にも力を入れてまいります。また、障がい者や生活困窮者の生活に寄り添い、社会的弱者と言われる方々が安心して暮らせるよう公共交通システムや福祉制度の拡充などに取り組んでまいります。

第4に、安心・安全なまちづくりであります。近年、下妻市を含む茨城県西地域は、東日本大震災や平成27年9月関東・東北豪雨災害など大規模な自然災害に見舞われております。防災・減災対策におけるハード面の整備はもちろんのこと、関係機関との連携を深め、ITを活用したソフト面の強化も図ってまいります。

第5に、行財政改革の推進であります。今後ますます厳しくなることが予想される財政の健全化を図り、効率的に事務を執行してまいります。また、子や孫たちの将来にツケを回さないようにする一方、必要性の高い施策には優先的に予算付けを行い、「選択と集中」により、高い効果が見込まれる事業を積極的に進めてまいります。

以上、申し上げました5つの基本的な政策をもとに、今後具体的な施策を展開してまいります。そして、下妻市の可能性を形にしていくことで、先人たちの英知と努力が築き上げた今日の姿に新たな魅力を加えていき、市内外の多くの方々から下妻市に住みたい、下妻市に住んで良かったと言っていただける自然豊かな田園都市を目指してまいります。

今後4年間、議員並びに市民の皆様にご理解とご協力をいただき、また、企業・個人など民間の力も結集した「オール下妻」により、私たちの下妻を子や孫たちに誇れる「さりげなくすてきなまち」にしていくため、今後とも全身全霊を注いでまいりますので、皆様には、ご支援・ご協力をお願い申し上げます。

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