防災・安心・安全

台風等による洪水(鬼怒川・小貝川)を対象としたタイムライン

鬼怒川・小貝川における避難指示発令等に着目したタイムラインを公開します

 このタイムラインは、平成27年9月関東・東北豪雨の発生を受けて、国(河川管理者)・県・流域の市町等が構成する「鬼怒川・小貝川下流域大規模氾濫に関する減災対策協議会」の取組として、平成28年5月から各市町が作成しており、必要に応じて見直しを行っているものです。
 河川の氾濫からさかのぼって、河川の水位や国・県等からの情報をもとに、市が、そして市民が、「どの時点で、どんな行動をするのか」について、目安にするために作成しています。

タイムラインとは

 災害はいつ起こるか分からないものです。普段と大きく異なる危険な状況の中、限られた時間で身の安全を確保しなければなりません。
 タイムラインとは、災害発生(が予測される)時点を基準として、その前後の状況を予め想定した上で、「いつ」、「誰が」、「何をするか」に着目して、災害から身を守るための防災行動を時系列で整理した計画です。作成することで、安全な防災行動をとるために必要な事前準備の内容を確認することができ、発災時にもタイムラインを確認しながら行動することで、落ち着いて避難行動などを行うことができると考えられています。

 洪水等の水害は、地震のような突発的な災害と比較すると、雨量や河川水位の情報などに基づき事前にある程度の予測をたてることができるため、市では洪水時の逃げ遅れを発生させないため、避難指示の発令に着目したタイムラインを作成しています。市では、このタイムラインを行動の目安として、台風などの対応に活用しています。

台風等による洪水(鬼怒川・小貝川)を対象としたタイムライン

 市では、災害対策基本法の改正(避難情報の変更)、局地的で急激な降雨の発生などの近年の気象の変化や避難の考え方の変化に伴い、タイムラインの改正を行いました。
 改正したタイムラインは、危険を伴いやすい夜間の避難行動を避けるため、夜間(18時以降)に河川の氾濫等が予測される場合、または昼間(18時以前)に氾濫等が予測される場合に分けて検討を行いました。

夜間から翌朝までに河川の氾濫等が予測される場合

 18時までの明るい時間帯に避難行動が行えるように、午後の早い段階で「避難指示」を発令します。それに先立ち、一般に避難行動に時間がかかると考えられている高齢者や障がいのある方を主な対象として、午前中には「高齢者等避難指示」を発令するように計画しています。
 また、それぞれの避難指示の前には、災害対策本部において開設する避難所を決定し、市の情報発信手段をもってお知らせいたしますので、避難指示が発令された地域の方は、避難所、安全な地域の親戚・知人の家、自宅での垂直避難(浸水の危険の少ない上階)などにより、避難行動を行ってください。

夜間に氾濫等が予測される場合のタイムライン(R4版) [PDF形式/829.63KB]

昼間に河川の氾濫等が予測される場合

 氾濫等が予測される時間を基準として、3~5時間前に「避難指示」8~10時間前に「高齢者等避難指示」を発令するように計画しています。ただし、あくまで時間は予測ですので、それぞれ指示が発令された場合には早めの避難をお願いします。

昼間に氾濫等が予測される場合のタイムライン(R4版) [PDF形式/842.61KB]

避難指示の発令について

 避難指示は、気象情報や河川状況、市内や周辺市町の状況等に基づき、災害が発生し、また発生するおそれがある場合において、市が発令するものです。警戒レベル5の「緊急安全確保」発令時には、既に災害が発生してしまっている状況となりますので、「避難指示」が発令された際は、早めの避難をお願いします。
 市では、鬼怒川・小貝川の水位観測所における河川水位を判断基準として、避難指示を発令することとしています。市内での降雨が少ない場合においても、河川上流の状況により避難指示を発令する場合があります。

避難指示等の発令に係る基本的な考え方(R4.3) [PDF形式/447.52KB]

避難行動のためのマイ・タイムラインの作成

 国、県及び流域自治体で構成する鬼怒川・小貝川下流域大規模氾濫に関する減災対策協議会では、住民一人ひとりが自分自身の環境に合ったタイムラインを作成する「みんなでタイムラインプロジェクト」を進めています。
 市はこのプロジェクトに参加し、市の行動を定めた本タイムラインを策定するとともに、水害時の個人の防災行動計画(スケジュール表)である「マイ・タイムライン」の作成を推奨し、出前講座を開催しています。出前講座は、学校、企業、自治会などの要望を受けて職員を派遣して行うほか、市の防災イベント等においても開催しています。
 また、ご自宅等においても、WEB版マイ・タイムライン作成システムを利用することで簡単にタイムラインを作成することができ、県のホームページには、より簡易的な「我が家のタイムライン」も公開されています。
 安全な避難行動を行うため、マイ・タイムラインを作成しましょう。

自主避難のための気象・水位情報について

 市では、水害からの逃げ遅れ被害をゼロにするため、早めに避難指示を発令できるように態勢を整えていますが、状況によっては市からの避難指示を待たずに自主避難を行うことが必要な場合があります。
 鬼怒川・小貝川流域の気象・水位に関する情報は、下記リンク先からも確認できますので、ご確認ください。

 川の防災情報-国土交通省

 ●キキクル(危険度分布)-気象庁

 ●川の水位情報-茨城県

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このページの内容に関するお問い合わせ先

消防防災課 危機管理室

〒304-8501 下妻市本城町三丁目13番地 3階

電話番号:0296-43-2111(代)

ファクス番号:0296-43-4214

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