人が住まなくなった家屋は、空気や水の流れがなくなり、傷みの進行が早く、老朽化すると危険な状態になります。
また、不審火や野生動物の住み着きなどのリスクも高まり、周辺地域の生活環境の悪化の原因にもなります。
空き家を発生させないために
空き家は、その多くが「相続」をきっかけとして発生しています。自身や両親が住んでいる家が、将来空き家にならないために、どのように引き継ぐか考えることが大切です。
建物の登記を確認しましょう
建物や土地の所有者は、亡くなった方など、以前の所有者の名義のままになっていることがあります。相続登記をせずに長期間放置すると、相続人が増えてしまい、手続きが困難になったり、相続の際に、相続人同士で揉め事に発展することがあります。現在の登記を確認し、必要な手続きをしましょう。
※登記事項の確認は、お近くの法務局・登記所、またはオンラインで請求できます。
建物の将来について話し合いましょう
現在お住まいの建物とその土地は、居住者が亡くなった後、誰が相続し、管理するのかなど、相続や生前贈与、遺言等について話し合っておくことが大切です。
専門家に相談しましょう
不動産登記の確認や相続税の計算、相続人の権利関係、遺言書の作成に関しては、専門的な知見が必要です。それぞれの悩みに応じて、法務局や弁護士、税理士、司法書士などの専門家に相談しましょう。