アライグマは特定外来生物に指定されており、日本では天敵がなく、雑食性で強い繁殖力を持っていることから、このままでは急激に個体数が増加し、生態系や生活環境への被害が急速に拡大することが懸念されています。
茨城県内でもアライグマの目撃情報や捕獲数が増加の傾向にあります。下妻市内でも農業や生活環境の被害報告が年々増え、ほぼ市内全域で生息が確認されています。「何かの動物に畑を荒らされている」「天井裏で足音する」…もしかしたらアライグマかもしれません!
◎アライグマチェックシート [PDF形式/329.39KB]でチェックしてみましょう。
下妻市アライグマ捕獲実績
平成30(2018)年度 | 令和1(2019)年度 | 令和2(2020)年度 | 令和3(2021)年度 | 令和4(2022)年度 |
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11頭 | 25頭 | 46頭 | 85頭 | 82頭 |
令和5(2023)年度 | 令和6(2024)年度 | |||
69頭 | 114頭(11月末現在) |
アライグマの識別
タヌキなどと非常によく似ていますが、アライグマ特有の尾のリング状の縞模様、5本指の足跡などで、その違いを見分けることができます。

捕獲されたアライグマ

「特定外来生物 同定マニュアル 哺乳類」(出典:環境省)
捕獲用箱わなの貸し出し(無料)
茨城県では外来生物法に基づいた「茨城県アライグマ防除実施計画」を策定し、駆除を行っています。
下妻市では、この計画に基づき、アライグマによる農作物や家屋などへの被害防止を目的に、住宅敷地や農地の所有者または管理者に対して無料で捕獲用の箱わなを貸し出しています。
捕獲にあたっては、下妻市アライグマ捕獲の手引き [PDF形式/856.4KB]をご活用ください。
申請方法と窓口
わなの数に限りがありますので、事前に下記までお問い合わせください。借用書をご記入後、受け渡しとなります。
- 生活環境被害の場合(家屋侵入、家庭菜園被害等)→環境課
- 営農者の農業被害の場合→農業政策課
※土日・祝祭日・年末年始12月29日~1月3日を除きます。
箱わな設置後の対応
原則として、毎朝見回りをお願いします。
アライグマが捕獲されていた場合
わなを借りた課へお電話ください。市職員が回収に伺い、県指定の処分業者(委託業者)への運搬し処分します。
- 土日・祝祭日・年末年始12月29日~1月3日は電話受付、回収はできません。
- 処分日の関係上、当日に再度わなを貸し出せない場合があります。
アライグマ以外が捕獲された場合
速やかに放獣してください。
※茨城県アライグマ防除実施計画により捕獲を行っているアライグマを除き、多くの野生鳥獣の捕獲には鳥獣保護管理法に基づく捕獲許可が必要です。アライグマと似た被害をもたらす鳥獣(ハクビシン等)の仕業である可能性もある場合は、箱わなの借用に併せて捕獲許可の申請を推奨しています。この場合、許可を受けて捕獲した鳥獣は、申請者が責任をもって処分をお願いします。⇒ 野生鳥獣ついて(市HP)
捕獲にあたっての注意事項
周囲の安全確保に十分留意してください。けが等については、すべて申請者の責任とします。