元は中国南部や台湾に生息しており、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律により、特定外来生物に指定されています。隣接する千葉県では南部を中心に繁殖しており、農作物の食害、人家に侵入して樹木や花を食べるなどの被害が出ています。
県内でも、石岡市八郷地区の山中や筑西市大谷川堤防上などで目撃されていましたが、令和5(2023年)12月28日に下妻市唐崎地内で初めて、オス1頭の死亡個体が発見されました。
唐崎地内で発見されたキョン(オス)
キョンを発見したら
キョンを発見した場合は、茨城県生物多様性センター(☎0293012940)または市環境課へご連絡ください。
また、ご連絡の際は、発見した場所や時間、発見したときの様子など、できるだけ詳しくお知らせください。
キョンの形態
- 体の大きさ 頭胴長:70~80cm、体高:35~40、体重:7~10kg
- 体色は背面が茶褐色、腹面が淡褐色
- 目の下に大きな臭腺(眼下腺)を持ち、目が四つに見えることから、別名をヨツメジカ。
- オスは12~15cm程度の角と上顎の犬歯が発達した牙があります。額に目の上から角の基部にかけて2本の黒線があります。
- メスは、額に目の上から頭頂部にかけて菱形の黒帯があります。
- 体が小さく、成獣でも、ニホンジカの子どものようにも見えます。
- 体はややずんぐりとした感じで、四肢は短いです。