犬・猫に関する苦情や相談が多く寄せられています。
飼い主は、ペットが命を終えるまで、その動物の習性や飼育環境、病気、感染症等について正しい知識を持ち、周囲の迷惑にならないように責任を持って飼わなければなりません。
泣き声による騒音、排泄物による苦情、咬みつき事故等々多くは飼い主の「飼育管理」や「しつけ」によって改善することができます。しつけや飼い方等でお困りの方は、最寄りの動物病院に相談してみましょう。
飼い主のルールとマナー
1.犬の登録と狂犬病予防注射を受けましょう
室内飼育、室外飼育の区別なく、生後90日を経過したすべての犬に「登録」と「狂犬病予防注射」が法律で義務づけられています。
- 「登録」は犬の生涯に1回です。(登録すると「鑑札」が交付されます。)
- 「狂犬病予防注射」は、毎年1回です。(「注射済票」が交付されます。)
交付された「鑑札」と「注射済票」は装着が義務づけられているので、必ず首輪などに着けましょう。
登録犬が死亡したり、所在地や所有者に変更があったときは、届出が必要です。
詳細は「飼い犬に関する手続き」のページをご覧ください。
2.犬はつないで飼いましょう
犬の放し飼いは、茨城県の条例で禁止されています。他人に恐怖心をあたえたり、咬みつき事故を起こしたり、迷子になったり、さらには交通事故にあったりと様々な事件事故の原因になりますので、必ずつないで飼いましょう。散歩の時は「引き綱」を着けてください。また、種類が特定犬の場合は、「おり」の中で飼いましょう。
また、繋いでいても、首輪やハーネス(胴輪)が緩すぎたり劣化していると放れやすくなりますので、日ごろからチェックをしましょう。首輪やハーネスのサイズは、大人の指が2本入るくらいが理想と言われています。
※犬の「咬みつき事故」が発生したら、「茨城県動物指導センター」に届け出てください。
特定犬とは |
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(茨城県)犬の放し飼いは犯罪です! [PDF形式/1.4MB]
(茨城県)特定犬は「おり」の中で飼いましょう! [PDF形式/1.15MB]
3.猫は室内で飼いましょう
屋外には猫にとって危険がいっぱいです。また、糞尿やいたずらなどで近隣とのトラブルになることもあります。このような危険やトラブルを避けるために、猫は室内で飼いましょう。
(茨城県)猫は室内で飼いましょう! [PDF形式/209.05KB]
4.環境美化につとめましょう
愛犬・愛猫の排泄物の始末は飼い主の義務です。公共の場所(公園、道路など)や他人の土地、建物を汚さないようにしましょう。飼育場所の周辺は常に清潔にして、ハエや悪臭の発生を防ぎましょう。


5.”身元証明”で迷子をなくしましょう
迷子をなくすためにも、飼い主の名前や連絡先を書いた”迷子札”を着けましょう。
万が一、いなくなってしまったら、「そのうち帰ってくるだろう」と待たずに、すぐに探してください。

【犬】鑑札、狂犬病予防注射済票、連絡先を書いた迷子札

【猫】連絡先を書いた迷子札
また、すみやかに茨城県動物指導センター、市環境課、警察署へ連絡してください。あなたの犬・猫についての情報があるかもしれません。
●犬・猫の収容および保護情報等(茨城県動物指導センターHP)
公益社団法人茨城県獣医師会 マイクロチップデータ助成事業について
犬・猫ともにマイクロチップの埋め込みをすれば、脱落することなく、より効果的です。公益社団法人茨城県獣医師会では、マイクロチップの助成事業を行っています。毎年度、助成頭数には限りがあります。
「マイクロチップデータ助成事業」の実施について(茨城県獣医師会HP)
6.小さな命、大切に!「捨て犬」「捨て猫」をなくしましょう
動物を捨てることは、動物愛護法に違反する行為です。子犬や子猫が生まれて困るより「生まれない手術」をおすすめします。飼っていただける方が見つかるとは限りません。
避妊手術(メス)、去勢手術(オス)の効果
【メス】発情しないので、オスが集まらず、当然子犬・猫も生まれない。
【オス】発情したメスに無関心になり、あちこちに排尿(マーキング)しなくなる。行方不明になることも少なくなる。
(茨城県)捨て犬・捨て猫は犯罪! [PDF形式/1.12MB]
公益社団法人茨城県獣医師会 犬・猫の避妊去勢手術助成事業について
公益社団法人茨城県獣医師会では、動物愛護事業の一環として、犬猫の避妊去勢手術の助成事業を行っています。毎年度、助成頭数には限りがあります。
7.命を終えるまで責任を持って飼いましょう
ペットの寿命は年々伸び、犬や猫は15年以上生きることも珍しくありません。
ペットも歳を取ると、様々な病気や症状が現れ、介護が必要になる場合もあります。家族の協力も欠かせません。
悩みを一人で抱え込まず、獣医師や飼い主仲間などに相談しましょう。
また、飼い主自身の生活が変わる可能性も十分にあります。
自分の生活が変わってもペットを飼い続けられるか、よく考えて、あらかじめ対策を練っておきましょう。
どうしても飼えなくなったときは、新たな飼い主を探すことも「飼い主の責任」です。
身近な親類や知人に聞いてみるだけでなく、チラシやポスターを作ったり、新聞・地域情報誌・インターネットなどを活用して広く探してみましょう。
しかし、突然、自分の身に”万が一”のことが起こった場合には、自分で新しい飼い主を探すことができないこともあるでしょう。そんな時のことも考えて、大切なペットが行き場を失わないよう、「元気な今」のうちに、預け先を見つけて承諾をとっておいたり、預けるために必要なものなどを準備をしておきましょう。
【関連ページ】 ペットの飼い主さんの”万が一”に備えましょう(市HP)
茨城県動物指導センターのご案内
犬猫に関する困りごと等相談、野犬や負傷犬猫の保護・収容、飼えなくなった犬猫の引き取り、犬による咬みつき事故の調査・指導などを行っています。
【所在地】茨城県笠間市日沢47番地
【電話番号】0296-72-1200
【受付時間】平日8時30分17時15分