市長メッセージ 平成30年5月31日
市長メッセージ 平成30年5月31日 施政方針
市長メッセージを御覧いただき、ありがとうございます。
こんにちは。下妻市長の菊池博です。
本日、平成30年第2回下妻市議会定例会が開会いたしました。第2回定例会は5月31日から6月13日まで開会されます。
市議会開会にあたり、私の平成30年度の市政運営に関する5つの基本方針を述べさせていただきましたので、 その基本方針を今日はお話しいたします。
昨年度、これからのまちづくりの長期ビジョンを示す「第6次下妻市総合計画」が策定され、平成30年度から計画がスタートいたしました。 この計画の中で将来像として掲げた「人と自然を活かし、住みよさを創るまち しもつま」の実現に向けて各種施策を展開する中で、特に地方創生に関する取組を充実させ、疲弊した地方経済の活性化を図り、人口減少に歯止めをかけることが重要であると考えています。
そのため、私は、私たちの下妻市が、多くの人や企業から選ばれるまちとなることを目指すとともに、「連携」、「スピード感」、「見える化」をキーワードに、効率的な行政サービスの提供を目指し、多様化した諸問題に正面から向き合い、市民の先頭に立って課題を解決していきたいと考えています。
そして、「子どもたち、孫たちに誇れるまちづくり」を、すべての市民の皆様の目が輝く市政の実現を目指し、
次の5つの政策を一歩一歩着実に進めます。
第1は“市民が主役のまちづくり”です。
総合計画の中でも「市民と共に次世代を築く自立したまち」を目標として掲げていますが、多くの市民の声を、できる限り反映し、市民主体のまちづくりを目指します。また、多くの市民の方がまちづくりに参加できるよう情報の公開に努め、市政の「見える化」を推進いたします。
第2は“元気な下妻づくり”です。
私たちの財産である砂沼やその周辺地域の有効的な活用と魅力の再発見・掘り起こしに努め、交流人口の増加やまちなかの活性化を推進します。そして、私が先頭に立ち、企業誘致の促進や農産物などのブランド化を図り、地域産業の発展を目指し、活気みなぎる元気な下妻を創ります。
中でも株式会社ふれあい下妻については、平成30年度でビアスパークしもつまの指定管理期間が終了となることから、指定管理のあり方も含め、総合的な判断をしてまいります。
また、砂沼サンビーチについても、市議会や関係機関と調整を図り、1年以内に方向性を打ち出すことといたしますが、既にそのための検討委員会の立ち上げを指示したところです。
現在造成中のしもつま鯨工業団地における企業誘致については、積極的なトップセールスを行い、できるだけ多くの雇用を生み出すような、更なる優良企業の誘致を目指していきたいと考えています。
第3は“子育て・教育環境の向上と高齢者・障害者にやさしい地域づくり”です。
大変厳しい財政状況の中ではありますが、これまで中学生以下を対象としていた、「小児マル福制度」の受給対象を18歳の入院・外来まで拡充するほか、保育所待機児童の解消や学力の向上・教育施設の充実、就学前教育の強化を図ります。
また、障害者や生活困窮者の生活に寄り添い、福祉制度の拡充に取り組むとともに、高齢者や障害者にやさしい快適なまちづくりを目指して、シモンちゃんバスなど公共交通網の整備・拡充を図り、誰もが健やかに暮らせる安心で快適なまちを目指します。
第4は“安心・安全なまちづくり”です。
平成23年の東日本大震災。そして、平成27年の関東・東北豪雨は記憶に新しいところですが、近年、こういった想定を超える大規模災害が全国各地で発生しています。その対策として、防災・減災対策におけるハード面の施策に加え、ITを活用したソフト面の施策に取り組み、災害に強い安全なまちづくりを目指します。
第5は“行財政改革の推進”です。
今後ますます厳しくなることが予想される財政の健全化を図り、効率的な行政運営を行います。子どもたち、孫たちの将来にツケを回さないようにするとともに、行政運営における「コスト意識」と「プロ意識」を醸成し、かけるべきところに予算を使い、高い成果を出せるよう「選択と集中」による事業展開を推進してまいります。
以上、申し上げました5つの基本的な政策を軸として、今後、より具体的な施策を展開してまいる所存です。
積小為大
私は、これまで二宮尊徳先生の「積小為大」という言葉を政治信条としてきました。この言葉は、「小さな努力の積み重ねが、やがて大きな成果を生む。小事を怠って大事をなすことはできない。」といった意味です。
私たちの下妻市が今やらなければならないことをコツコツと、ただし、時代に沿ったスピード感を持って確実に実行してまいります。
そして、市内外の皆様から、いつまでも住み続けたい、下妻市に住んでみたいと、私たちの下妻市を選んでもらえるようなまちづくりを進めてまいります。
今後、市民の皆様をはじめ、企業・個人などの民間の活力を結集した「オール下妻」体制により持続可能なまちづくりを推進し、私たちの下妻市を「さりげなくすてきなまち」にしていくため、全力で取り組んでまいりますので、皆様のご理解・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。