市長メッセージ 平成30年10月30日
市長メッセージ 平成30年10月30日
みなさん、こんにちは。下妻市長の菊池です。
本日は、砂沼サンビーチについてお話をさせていただきます。
砂沼サンビーチは、開設以来40年が経過した施設であり、
修繕しながら使用する場合、あるいは大規模改修する場合、いずれにしても多額の費用がかかると予想されます。
そこで、市民のみなさんに砂沼サンビーチの現状を知っていただくため
「お知らせします サンビーチのいま」を今月25日に配布させていただきましたので、
その内容を、3点に分けて報告いたします。
まず、1点目は、この夏の砂沼サンビーチの運営状況についてです。
プール事業が単年度収支で赤字とならないためには、14万人の入場数が必要です。
しかし、この夏の入場者数は、約12万人であり、目標に約2万人届かなかったため、赤字が予想されます。
なお、予想としたのは、現時点では、まだ支出額が確定していないためです。
次に、2点目は、年度別の修繕額と他の類似施設の大規模修繕費などについてです。
平成21年度から平成29年度までは、実質の数値を示しています。
平成21年度から平成23年度までは、300万円、600万円、500万円、と比較的小さな数値ですが、
これは、茨城県開発公社が砂沼サンビーチを無償で譲渡する際に、茨城県開発公社の予算により前倒し修繕を実施したからです。
従って、平成24年度から平成29年度までが、実質的に下妻市が実施した修繕の費用であり、6年間で約1億5,300万円、年平均で2,550万円かかっていることになります。
また、平成30年度の支出予算額は1,300万円あり、平成31年度には、つまり来年度営業するためには、高圧受電設備の改修工事やプールの水を処理するろ過材の交換が必要であるため、概算で約1億円の予算が必要となる見込みです。
さらに、平成32年度以降についても、これまでの実績から維持管理費に千万円単位の費用がかかると思われます。
一方、こちらの数値は、仮に砂沼サンビーチを大規模修繕し、又は全面リニューアルした場合の参考として、近隣の類似施設の例を示しています。
真岡市の井頭公園の1万人プールは、プールや敷地面積が砂沼サンビーチと同規模ですが、実施した大規模改修の総事業費は、約20億円となっています。また、土浦市の水郷プールは、規模は砂沼サンビーチに比べて小さいものの、全面リニューアルを行い、総事業費は、約21億円となっています。
最後に、3点目は、「砂沼サンビーチ現状報告会」についてです。
配布させていただいた「サンビーチはいま」の紙面だけでは不十分な点もあるかと思いますので、直接市民のみなさんに砂沼サンビーチの現状を報告し、知っていただく機会を設けることといたしましたので、疑問のある方は、ぜひご参加ください。
下妻会場:11月10日(土)午後6時から 下妻市役所第二庁舎大会議室
東部会場:11月11日(日)午後6時から 大宝公民館大会議室
千代川会場:11月13日(火)午後6時30分から 千代川公民館ホール
以上のとおり行いますので、多くの方の参加をお待ちしています。